貸切バス(観光バス)の点呼記録が義務化

令和６年４月１日スタート

録音及び録画による点呼記録の保存の義務付け
　一般貸切旅客自動車運送事業者に対し、点呼を行った際の状況を録音及び録画（電話点呼については、録音のみ）して、その電磁的記録を90日間保存することを義務付けます。
報道発表資料：貸切バスの安全性向上に向けた対策のための制度改正を行いました - 国土交通省 (mlit.go.jp)
貸切バスの新制度対応 (mlit.go.jp)

1 点呼の様子を動画保存
2 アルコールチェックの様子を撮影保存
3 ご提案機器のご紹介

点呼の様子を動画保存

1日の乗務の前後等に実施している点呼では、運転者の方の酒気帯びの有無や、疲労・睡眠不足の状況などを確認していますが、その様子の一部始終を動画で撮影・保存してください。

・監視カメラ、スマートフォン、パソコン内蔵のWebカメラで保存する等、機器は問いません。
※映像と音声の両方記録できること、運転者を識別できることが必須

・電話点呼の場合は、点呼実施者・運転者双方のやり取りの録音のみでOKです。
スマートフォンの録音アプリ、通信事業者が提供する通話録音サービス、電話のスピーカーフォンとボイスレコーダーで保存する等、録音方法は問いません。

・機器が故障した場合は、故障内容及び日時を記録して電磁的方法で90日間保存し、機器を速やかに修理、交換してください。

アルコールチェックの様子を撮影保存

酒気帯びの有無の確認時に行うアルコールチェックの際に、検知器による呼気の検査中の顔写真を撮影・保存してください。

・点呼の動画内で、アルコールチェック時の運転者の顔が容易に識別できる場合は、改めての写真撮影は不要です。

・電話点呼の場合、顔写真を撮影・保存することが必須ですが、ドライブレコーダーによるアルコールチェック時の映像で代えることも可能です。

・点呼を実施した日を１日目とし、そこから90日間の保存をお願いします。

ご提案機器のご紹介

以下の条件を満足した録画をしなければなりません。
・点呼する側と点呼される側の音声と様子が詳細に分かる
・点呼する側と点呼される側の顔も鮮明に映像として残る
・撮影日付がわかるデータであること
・運転手が遠方にいる場合は電話点呼を録音する
・機器が故障した場合は故障内容と日付を明確にする最低3カ月（90日間）保存ができる

動画と音声を記録する機器は問わないとされておりますが、上記条件をすべて同時に満たすには、防犯カメラ、監視カメラが最適な仕様になっています。

点呼実施者と運転手双方の顔が見える位置にカメラを設置
人を鮮明に映せる画質・解像度を満たしている
マイクが付いているか
90日間の保存が可能な容量を満たしている録画機が実用的